●手術してからでは遅い、手術する前に手術の間違いに気づけ!!●手術をして何を治す?●手術後の現状を知ろう。●整形外科の先生も手術を否定?
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![]() ![]() 椎間板ヘルニアは手術じゃダメだった!! ●手術してからでは遅い、手術する前に手術の間違いに気づけ!!●手術をして何を治す?●手術後の現状を知ろう。●整形外科の先生も手術を否定?
脊柱管狭窄症手術後も下肢にしびれ(回答:井上達秀)【静岡新聞夕刊記事抜粋】(平成20年10月29日夕刊)
![]() 問 :七十六歳の男性。去年十一月に足の痛みで入院、腰部脊柱管狭窄症と診断されま
した。薬、点滴等で退院しましたが、しびれが強くなり二月下旬に手術。その後、またしびれが強くなり左太ももより下だったのが、今は両足指先、かかとが強いです。
CTの検査で原因は分からないとのこと。週二回リハビリに通い、投薬治療を受けて
います。排尿感覚も悪くなってきました。 答:下肢のしびれの原因には脳、脊髄、末梢神経レベルの障害、末梢循環障害などがあります。末梢神経障害の原因には間接リウマチなどの膠原病に伴う血管性神経障害、帯状疱疹などの 感染性神経障害、アルコールや薬剤による薬剤性神経障害、糖尿病、尿毒症やビタミンB1、B12欠乏による代謝性神経障害、足根管症候群などの圧迫、外傷性神経障害などがあります。 原因によっては治療法が違いますので、脊柱管狭窄症以外にこれらの疾患の合併はないのか確認してください。 現在服用している薬剤は、神経への血流を増加させたり、神経機能を改善してしびれを 軽減するものですが、質問者には無効のようです。質問者のしびれの主たる原因は脊柱管狭窄症ですが、血管拡張薬の点滴や脊柱管を 広げる手術では改善しない重症例だと思われます。さまざまな薬が試されますが、 現在のところ特効薬はありません。主治医の判断では再手術の適応はないようですから、気長にリハビリを継続しましょう。 この病気では坐骨神経痛になったり、経過とともに下肢の筋肉がやせていき力が入らなくなります。 また、質問者のように膀胱機能の障害を来たし排尿が困難になりますから、主治医と よく相談し適切な検査、治療を受けてください。 (県立総合病院糖尿病・内分泌代謝センター部長) 上記記事に対して強い怒りを覚える。
手術後にしびれが再度強くなったこと、それは手術の成功云々ではなく手術自体が不要であったことを示すもの、さらにその後の医師の答えが「原因不明」という無責任であるものや、手術費用や検査費用を無駄に払わせたとも取れる発言であること、あげくに投薬によるものと思われる排尿の異常を引き起こしてしまったことなど、まるで患者の体を実験にでもしているかのような扱いには、第三者が見ても納得のいくものではありません。 この記事の質問に対して上記返答者は「現在服用の薬剤は質問者には無効」ときっぱり現在の治療法を否定した。これは診断ミスを認る発言ではないのでしょうか? 最後に「”気長に”リハビリで改善を待ちましょう」と、患者の悩みを親身になって考えているのか疑問さえ抱く発言。気長なリハビリで本当に改善するのでしょうか?「原因不明」であるのに、何をリハビリするのでしょう?結局、手術は意味のないものだったことと、今までにかかった費用が無駄であったと患者に示すだけの残念な記事であると、私は思う。 安易なレーザー治療に注意【中日新聞記事抜粋】(平成20年1月18日朝刊記事)
![]() つらい腰痛の代表格、椎間板(ついかんばん)ヘルニア。その治療法として「経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)」と呼ばれるレーザー治療が広く普及してきた。健康保険適用外ながら、従来の手術に比べ体への負担が小さく、入院日数も短いことから患者の関心は高い。ただし、すべての患者がこの治療の適応になるわけでない。安易な実施により、悪化するケースもあり、注意が必要だ。 (遠藤健司)
腰から左足ふくらはぎにかけ激痛が走ったのは昨年秋。愛知県の主婦(49)が病院へ駆け込むと、椎間板ヘルニアの可能性を指摘された。ステロイドなどの薬剤を局所に注入し、痛みの原因を止める神経ブロック注射を打ち、痛みは収まったが三日後には再発。病院で摘出手術を勧められた。
手術への恐怖心がぬぐえなかった主婦が、インターネットで見つけたのが「短期間で社会復帰可能」をうたったレーザー治療だった。ところが、受診したカナレサージカルクリニック名古屋腰痛治療センター(名古屋市名東区)では「レーザー治療の対象外」。結局、約一カ月かかったが、神経ブロック注射とリハビリだけで痛みから解放された。
椎間板ヘルニアは八割が数カ月から半年で自然治癒するとされている。そのため神経ブロックなどの保存的療法が基本となるが「十分な保存的療法がされないまま、レーザーや手術が行われるケースが少なくない」と加藤芳正院長は警鐘を鳴らす。
同院には主婦のようにレーザー治療を求めて訪れる患者や、ほかの病院で治療したものの痛みが取れないといった患者が多い。ほかの医療機関を受診した患者のアンケートによると、神経ブロックについて説明を受けた人は42%にすぎなかった。「神経ブロックを受けていても七割は十分でなかった。短期間で治療をという患者さんの要望もあるが、レーザー治療ありきになっている」とも語った。
「医師の技術はさることながら、術前の病態の把握、適応を順守することが不可欠。しかし、残念ながら十分されていないのが現状」と、やはり懸念を示すのは、先進医療として国からPLDDが承認されている大阪医科大の整形外科講師、小坂理也医師(大阪府枚方市民病院整形外科主任部長)だ。
小坂医師らが二〇〇四年に近畿地方の十二病院の協力を得て、レーザー治療を受けた後も状態が芳しくなく受診した患者を対象に行った調査では、適応や診断の誤りが原因と考えられた事例が実に七十四例中四十四例(59・5%)に上った。「脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症など鑑別が難しいケースもあるが、明らかに誤診の場合も」と憂う。
「単なる腰痛ではレーザーの効果はない。下肢の神経症状があることなども基準の一つ」だが、なかなか守られていないという。
同調査では、正しい診断・適応の下でも「効果がない」事例が14例あった。「問題なのはレーザー治療が100%でないことが十分説明されていない上、うまくいかなかった後のフォローが十分されていないこと」と小坂医師。成功率は100%でないから仕方ない、と医師から突き放されるケースもあるという。
患者自身も安易に飛びつかず、椎間板ヘルニアについて知り、十分に治療法について説明を求めることが欠かせない。
PLDD 椎間板ヘルニアの痛みの原因となる、背骨から飛び出した骨髄の中央に、レーザーを照射し穴を開け、骨髄の容積を減らすことで、神経根への圧迫を少なくする治療法。
通販番組でテレ朝に警告 乗馬器具の効果めぐり【中日新聞記事抜粋】(2008年6月12日 18時10分)
通販番組で乗馬型運動器具「ロデオボーイ☆」について、1日1時間の運動で短期間に体重が減ったと紹介したのは景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、公正取引委員会は12日、テレビ朝日(東京)に警告した。通販番組で民放キー局への警告は初めて。
公取委によると、同社は2006年6月から昨年6月にかけ、自社の通販番組「セレクションX」「ちい散歩」で計約200回、「シェイプアップ3週間チャレンジ」として、体験モニターによるロデオボーイ☆の効果を放送。「1日1時間だけの運動で6・6−1・4キロ体重が減った」としたが、モニターの中には、ロデオボーイ☆以外の運動や食事制限を自主的にした人がいた。
公取委によると、専門家の計算では、ロデオボーイ☆を使った1日1時間の運動で減るのは「3週間で0・4キロ程度」という。
(注)☆はローマ数字の2 腰痛・肩こり 正しい運動で根本治療を【中日新聞記事抜粋】(平成19年3月21日朝刊記事)
日本人の三大死亡原因はがん、心臓病、脳血管障害であると、誰でもご存じのことと思います。
死亡率のように深刻ではないが、患者さんがどんな訴えをしているかということを表した「有訴率」というものがあります。有訴率の1位が腰痛で2位が肩こり。どちらも命にかかわることが少ない症状ですが、悩んでいる人の数は多いというわけです。
訴えが多いということは、治りにくく再発しやすいとも考えられます。「のど元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがありますが、症状さえ良くなればいいという考えが患者さんにないでしょうか。実際に「この痛みだけ取れればいいのだが」と訴える患者さんは多いです。
私にもその気持ちは分かりますが、「それでは何度も今の症状が再発してもいいんですね」と、あえて嫌みを言うことがあります。苦痛から逃れたいのなら発症する原因を突き止め、根本から改善しないことには治癒は望めません。
医療機関では薬や電気、マッサージなどの治療が行われていますが、医師はこれら以外に、姿勢、生活習慣の改善、仕事での注意点、過体重対策、運動法などの指導を行っています。すぐに結果の出る治療法ではありませんが、これらが腰痛、肩こりの根本的な治療法と言えます。
これらの治療は患者さんの協力が得られなければ成り立ちませんが、幸い近年の健康ブームのおかげで、主に中年以降の方々に運動の重要さが受け入られ、喜ばしいことです。リハビリテーションとは社会復帰のことで、単なるマッサージや電気治療のことではありません。
整形外科学会では、高齢化社会に伴って予想される寝たきり老人の増加を危惧(きぐ)しており、運動器リハビリに力を入れています。関節軟骨を増やすと称する健康食品が売られていますが、関節軟骨を増やしたと証明できたのは、運動療法だけ。健康食品では証明されていません。
運動器リハビリは「がむしゃらに運動すれば良い」というのではなく、正しい運動処方、指導によってより良い効果が表れます。自覚症状のある方は専門医にご相談ください。
整形外科医・福地正行
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